2025年7月2日、東京・大手町で国内最大級の地図・位置情報テクノロジー展示会「ジオ展2025」が開催されました。今回で10回目を迎えたジオ展には、史上最大の65社・団体が出展。GIS(地理情報システム)を活用するビジネスパーソンはもちろん、学生や地図好きの一般来場者も年々増加。多彩な層が詰めかけ、会場は熱気に包まれました。

ジオ展2025レポート

ジオ展2025 開催概要

名称 ジオ展2025
主催 ジオ展実行委員会 (マップボックス・ジャパン合同会社・株式会社MIERUNE・アドソル日進株式会社)
協力 365y株式会社
日時 2025年7月2日(水) 10:00~17:00
会場 大手町三井ホール
(東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3F)

アドソル日進ブースに大注目!

今年から主催企業の一社として運営に参画した当社は、最新のSaaS型商圏分析ソリューション「DOCOYA(ドコヤ)」を中心に紹介。人流データやAIレポート機能を活用した商圏分析を実際に体験できるブースは大盛況。特にDOCOYAのプレゼンテーションは超満員で、多くの来場者の関心を集めました。

アドソル日進ブース
DOCOYA説明中
DOCOYAプレゼンテーション

当社ソリューション事業を担当する常務取締役の大西元は、ジオ展、そして地図を使ったテクノロジーが大きな注目を集めるようになった理由について次のように分析します。
「当社は20年にわたってGISソリューションを展開してきましたが、日本ではまだGISの認知度が高まっていないと感じていました。ただ、コロナ禍を経て『スマートシティ』『都市計画』『防災』『レジリエンス』など、様々なテーマに地図が役立つ、ということが知られるようになってきたように思います。今回のジオ展はもちろんのこと、当社GISテクニカルセンター主催の無料セミナーなどを通じて、GISの基礎や事例を伝え、皆様のビジネスに役立てていただきたいと考えています。」

アドソル日進株式会社 常務取締役 大西元
アドソル日進株式会社
常務取締役 大西元

宇宙衛星×AI×GISの最前線

東京大学ISSLブース

アドソル日進と「宇宙衛星データ×AI」をテーマに共同研究を実施している東京大学ISSLは、今回初出展。衛星画像とGISの親和性を活かした展示を実施しました。

これまで東京大学ISSLとして16基の小型衛星の打ち上げに携わってきた中須賀真一教授は出展の目的について「衛星画像だけでなく、地上のさまざまな情報とGISを組み合わせることが重要。そのポテンシャルを探りたい」と話します。

東京大学大学院工学系研究科 教授 中須賀真一氏
東京大学大学院工学系研究科
教授 中須賀真一氏
合同会社 Oppfields COO/CTO 向井田明氏
合同会社 Oppfields
COO/CTO 向井田明氏

同じく共同研究に携わる合同会社 Oppfieldsの向井田明COO/CTOは、社会課題の解決には「宇宙をもっと身近に感じてもらうことが不可欠」と語り、「宇宙が当たり前の存在になるよう、アドソル日進とともに挑戦していきたい」と意欲を示しました。

1,700名超の来場者が示す期待感

「ジオ展2025」には1,700名を超える来場者が訪れ、大盛況となりました。

株式会社MIERUNE 代表取締役会長 朝日孝輔氏
株式会社MIERUNE
代表取締役会長 朝日孝輔氏

主催企業のひとつ、株式会社MIERUNE代表取締役会長の朝日孝輔氏は「今回で10回目を迎え、ジオ展の知名度も上がってきました。昨年参加して出展を決めた企業も多く、来年以降の展開も楽しみです。ビジネスだけでなく趣味や学生にも広がってほしいですね」と語ります。

また、マップボックス・ジャパン合同会社の金原寛直マップビジネスアカウント・マネージャーも「普段は話せない方々とも交流できる貴重な機会。新たに関わろうとする方も増え、業界全体を盛り上げる意味でも非常に意義深いイベントです」とその重要性を説明してくれました。

マップボックス・ジャパン合同会社 マップビジネスアカウント・マネージャー 金原寛直氏
マップボックス・ジャパン合同会社
マップビジネスアカウント・マネージャー 金原寛直氏

スマートシティ実現の鍵はGISにあり

アドソル日進株式会社 代表取締役社長 篠﨑俊明
アドソル日進株式会社
代表取締役社長 篠﨑俊明

大きな盛り上がりの中で終了したジオ展2025。地図を使ったテクロノジーで、これからどのような未来が描けるのでしょうか。アドソル日進代表取締役社長の篠﨑俊明は「スマートシティを実現するツールのひとつがGISです。社会インフラにGISを組み込み、安心・安全な暮らし、環境保全、まちづくりに貢献できればと考えています」と語り、今回ご出展いただいた企業・団体をはじめとする皆様とともにGISを進化させ、未来の都市づくりに役立てていく意気込みを強調しました。


「地図×テクノロジー」をもっと身近に

今回ご来場いただいた皆様からは、「GIS関連の情報を一度に獲得できた」「実際の開発者や制作者に会い、有意義で活発なコミュニケーションができた」「データの扱いが勉強になった」というお声を多数いただきました。
一方、人気の高さゆえか時間帯によっては非常に混雑し「想像を上回る来場者で驚いた」といった、今後の運営に対する貴重なご意見も頂戴しました。皆様の声を活かし、今後の運営に取り組んでまいります。
ジオ展は、地図や位置情報テクノロジーの可能性を広げる場として、今後もますます注目されるでしょう。
「誰もがGISの恩恵を感じられる未来」を目指し、これからも歩みを進めてまいります。

ジオ展全景

未来のまちづくりや新たな出会いを切り拓くジオ展。
次回の開催も目が離せません! どうぞご期待ください。


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