GISを有効活用しよう! ~活用編 GISとメタバース~
GIS活用例のご紹介ということで、本ページではGISとメタバースについて分かりやすく解説致します。
GIS(地理情報システム)が何かを知りたい方は、下記のページで詳しくご紹介しておりますのでそちらをご覧ください。
メタバースとは?
メタバース(Metaverse)という言葉、皆さんも何度も耳にされたのではないでしょうか?
一時期は連日の様に新しいITトレンドとして報道され、Facebook社が社名を「Meta」に変更したことでも、話題になりました。
定義はまだあやふやですが、コンピュータ上(ネットワーク上といった方がより正確なのかもしれませんが)に存在する、仮想空間を指す言葉です。
エンタメに浸透している「メタバース」
このメタバースですが、SFや、映画、ゲームなどではおなじみです。
代名詞ともいえる「Second Life」。
「トロン」や「マトリックス」、「攻殻機動隊」などの映画。
「Ultima Online」、「ファイナルファンタジー14」、「あつまれ どうぶつの森」などのオンラインゲーム。
「PS Home」、「アメーバ ピグ」なども、概念的には近いものです。
(前述の様に、「正解」はまだありませんが)
もうお気づきかと思いますが、このテーマを取り上げる際、「仮想"空間"」という言葉がキーになります。
仮想空間といっても、そこに現実の街並み(過去、現在、未来のいずれであったとしても)を構築するには、デジタルにて正確な世界を構築する必要があります。
また仮想の街や、リアルではないポップな世界であっても、広域な仮想の世界を構築するには、GISは極めて有効なテクノロジーです。
GISで構築される街並み
提供:ESRIジャパン
たとえばPSP©専用ゲーム「ニッポンのあそこで」では、現実の日本のGISデータを用い、ArcInfo(現ArcGIS Pro Advanced)や3D Analystを用いて、ゲームに適したデータに加工しました。
ゲームの世界でもGISを活用 -PSP©専用ゲーム「ニッポンのあそこで」制作現場で- | ESRIジャパン
映画「Always 三丁目の夕日 '64」では、過去の日本の街並みが、「Esri CityEngine」によって構築されました。(他の映画などでも使用されています)
映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」で昭和30年代の東京の街並みをリアルに再現 | ESRIジャパン
実在する、しないを超えたあらゆる場所と、過去・現在・未来の様々な時間。
データを用いて仮想の空間を電子の世界に構築するメタバースにおいて、本来GISは必須のアイテムともいえるでしょう。
メタバースはバズワード的に広まり、今は落ち着いてきましたが、近い未来にきっと姿を変えてまた日の目を浴びるのではないでしょうか。
※本ページに記載の製品名は各社の商標、または登録商標です。
なお、本文中において TM、®マークの一部を記載しておりません。
いかがでしたでしょうか?
今回は、GISのメタバースへの活用についてお話させていただきました。
今後もGISについて様々な角度からの切り口で有益な情報をお届けして参ります。
どうぞ楽しみにお待ちください!
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