ベルモント・フォーラムにおける国際共同研究を、当社とGIS(地理情報システム)に関する産学共同研究を行う慶應義塾大学 厳教授が、プロジェクトリーダとして推進されております。
当社も、本国際共同研究の一員として参加しており、2019年1月29日、慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された、本国際共同研究の成果発表会にて、成果発表を行いました。

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開催概要

日時 2019年1月29日(火)13:00~17:30
場所 慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎2F 大会議室
主催 「持続可能な都市化に向けたグローバルイニシアチブー食料・エネルギー・水のネクサス」プロジェクト(M-NEX)
共催 一般社団法人地理情報システム学会
ヨコハマSDGデザインセンター
プログラム 一般社団法人地理情報システム学会のウェブサイトよりご参照ください。

講演・ディスカッション概要

「触れる地図:AR-Sandbox」で、温暖化対策や水害対策を推進!

温暖化や水害などの環境対策に、慶應義塾大学との産学共同研究の成果である「触れる地図:AR-Sandbox」の活用と、対策検討の重要性について、ご説明しました。 また、SDGsに向けたアクション・プランにおいてAR-Sandboxの活用に向けた提案を行いました。 「触れる地図:AR-Sandbox」のデモンストレーションを行い、教育シーンでの利用や、防災シミュレーションツールとして利用など、さまざまな意見交換を行いました。

ご参考

ベルモント・フォーラム について

ベルモント・フォーラム(2009年設立)とは、地球の環境変動研究を行う世界の主要先進国・新興国のファンディングエージェンシー(研究助成機関)の集まりです。国際的な資金・研究者を動員し、連携することにより、人類社会の持続可能性を阻む重大な障害を取り除くために必要とする環境関連の研究を加速、深化させることを目的としています。(提供:科学技術振興機構(JST))
詳細は、科学技術振興機構のウェブサイトをご参照ください。

本国際共同研究 について

「持続可能な都市化に向けた国際イニシアチブ:食料-水-エネルギーのネクサス」という課題に対し、「可動型ネクサス:デザイン先導型都市食料・水・エネルギー管理のイノベーション(M-NEX)」として、国際共同研究を推進しています。
具体的には、都市・地域レベルのマルチステークホルダーと共創するプラットフォーム(可動型ネクサス:M-NEX)の構築を通して、FWE連環に関する諸問題を統合的に解決するデザイン手法を6つのリビングラボにおいて開発し、世界の都市地域に実装することを目指します。それにより、複雑な食料-水-エネルギー問題を視覚的に理解することにつなげるとともに、地域経済の活性化、市民生活の質の持続的向上に貢献することを目的にしています。
詳細は、科学技術振興機構のウェブサイトをご参照ください。

慶應義塾大学との産学共同研究 について

当社は、2017年より、慶應義塾大学 SFC研究所 厳研究室と、「建設現場という物理空間」と各種センサーやドローン等から得られるデータや気象情報を「GIS上に展開した情報空間」との「融合」に向けた、産学共同研究を行っております。 一例として、今回デモンストレーションを行った「触れる地図:AR-Sandbox」のように、建設現場を模したジオラマ ( 地形・構造物の立体模型 ) に、各種センサー、カメラ・モニタを設置し、地形や構造物の変化に伴うデータ計測をリアルタイムで行うことや、ビッグデータとAIで、地形や構造物に予測される変化をプロジェクション・マッピングすること、さらに3Dプリンターを応用して三次元で可視化するなどの研究を行っています。

M-NEXウェブサイト について

本国際共同研究に関するウェブサイトも、あわせてご参照ください