Investor Relations
アドソル日進の株主・投資家情報
新・中期経営計画(2021.4~2024.3)
創業45年 : 事業領域の拡大と進化
当社は、1976年、電力の系統制御システム開発より事業をスタートし、以来45年にわたり高い技術力と、高品質なシステム開発力を強みに、先進的なテクノロジーの提供と、数多くの大規模プロジェクトでの実績を通じて、お客様の信頼を獲得し、事業領域を拡大してまいりました。
事業領域 (社会インフラ、先進インダストリー)
現在では、
- 電力・ガスの、「エネルギー」
- EVや、自動運転などの、「モビリティ・次世代自動車」
- 航空、宇宙、鉄道などの、「交通インフラ」
- 医療、介護関連の、「メディカル・ヘルスケア」
- 5Gなどの、「通信」
- クレジットカードや、決済基盤などの、「ペイメント」
- 都道府県、市区町村の、「防災」
など、暮らしと社会に密接にかかわる幅広い領域で、安心、安全、快適、環境をキーワードに、先進的なICTソリューションの提供を通じて豊かな社会の発展に貢献しております。
業績推移(2010年3月期~)
業績面では、2010年3月期から「11期連続増益」と利益率の向上を継続しております。
当社への期待
未来社会の到来に向けては、カーボン・ニュートラル、スマートシティ、先進医療、ビヨンド5G、スマート・ペイメント、レジリエンスなど、新たなICT需要が増加し、当社への期待は、ますます高まってくるものと考えております。
このような市場ニーズにお応えすべく、社会インフラのICTシステム領域では、プロジェクトマネジメント力や、技術力、品質力と、グローバル開発体制を強みに、大規模システムの安定的な提供に取り組んでまいります。
また、先進的なテクノロジーの提供では、米国サンノゼのR&Dセンターや産学連携によ研究開発を通じ、AIやセキュリティ、開発モデルの創造と当社独自のソリューション提供に取り組んでまいります。
これらの活動を通じて、持続可能な社会(サステナブルな社会)の実現に貢献してまいります。
創立50周年に向けて( Vision2026 )
このような市場環境の下、このたび、1976年の創業から半世紀を迎える2026年3月期を節目として「新たなビジョン」と「新・中期経営計画」を策定しました。
2026年3月期の新ビジョン(Vision2026)は、売上高:200億円、営業利益率:10%以上といたしました。
このビジョンの実現に向け、ステップ1では、当社が得意とする、大規模・システム・インテグレーション・サービスに、先進的なデジタル・テクノロジーと、高速開発やクラウドを統合した、当社独自の「Hybrid・デジタル・インテグレーション・サービス」の提供に取り組み、顧客における、ビジネス変革と、サービス提供の早期化に貢献します。
更に、ステップ2では、当社オリジナルの、最先端コア・テクノロジーである、セキュリティ、地図情報、IoTを活用した、Valueソリューションを融合することで、「統合デジタル・ソリューション」へと進化させ、お客様の、更なるイノベーションに貢献すると共に、Vision2026の達成を目指してまいります。
新・スローガン
新・中期経営計画のスローガンは、「イノベーションで未来を共創するエンジニアリング企業へ」といたしました。
暮らしと社会を守る、社会インフラのICTシステムと、日本のモノづくりを支える、最先端テクノロジーの提供を通じて、安心、安全、快適、環境につながるSDGs:持続可能な社会の実現に向け、お客様と共に、イノベーションで未来を共創する、キラリと光るエンジニアリング企業を目指してまいります。
新・中期3ヵ年計画( 2022/3~2024/3 )
2024年3月期の業績目標は、売上高:170億円、営業利益:17億円といたしました。
50周年(2026年3月期)の節目に向け、最高売上高の連続更新と、14期連続増益を目指し、事業拡大を図ってまいります。
成長戦略
成長戦略は、
- まず、2024年までの中期3か年では「Hybrid デジタル・インテグレーション・サービス」の拡大により、お客様の、ビジネス変革の早期実現に貢献してまいります。
- 次に、2026年の50周年に向けて、お客様のイノベーションを支える「統合デジタル・ソリューション」へと進化させ、創立50周年のビジョン(売上高:200億円、 営業利益率:10%以上)の到達に向け、利益成長型企業として事業拡大に取り組んでまいります。
エネルギーICT戦略(電力・ガス)
新・中期3ヵ年計画では、今後ますます需要が見込まれるエネルギー分野(電力・ガス)に、特に注力した戦略を展開してまいります。
特に電力分野では、自由化(2016年)や分社化(2020年)など国策による制度対応により、当社は、東京・大阪・福岡を中心に、基幹システムや、スマートメーター、EMS:エネルギー・マネジメント・システム、電力取引システム、新・電力向けシステムなど、幅広い領域で、かつ大規模な電力システム開発を通じてお客様に高いご評価と信頼を頂いております。
今後のエネルギーICT市場では、電力・ガス共に、脱炭素や、次世代スマートメーター、需給調整(同時同量)や、レジリエンス・老朽化対応など、多くのICT需要と、DXや、IoT、AI、セキュリティを活用したビジネス変革の早期実現ニーズが高まっています。
これらのニーズに対し、当社は、「Hybrid デジタル・インテグレーション・サービス」と、「統合デジタル・ソリューション」の提供を通じて、お客様のビジネス変革の早期実現とさらなるイノベーションの創造により全国のお客様のエネルギーシステム改革に貢献してまいります。
事業戦略(社会インフラ事業)
社会インフラ事業の戦略は、
- エネルギー分野での重点的なICT戦略を推進し、脱炭素や、レジリエンスなど
- 宇宙、航空、鉄道の交通領域では、衛星や、航空キャリア、スマート・モビリティ、デジタル化など
- 次世代通信領域では、ビヨンド5Gや、6G、量子暗号通信など
- 公共・防災領域では、国土強靭化や、減災など
などのテーマで、持続的成長と、新たな収益基盤の確立に向けた取り組みを、積極展開してまいります。
事業戦略(先進インダストリー事業)
先進インダストリー事業の戦略は、
- 次世代自動車での最先端領域に向け、CASE( コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)や、自動運転、EVなど
- メディカル・ヘルスケア領域では、地域医療、病院・介護施設、医療機器等、統合的な先進医療・介護システムなど
- デジタル技術を活用した、データ利活用サービスでは、顧客の効率化や、デジタル・マーケティングに貢献し、流通、産業、決済領域での、新サービス共創
- セキュリティ、地図情報、IoTなど、当社独自の革新的なキーテクノロジーを融合させた、Valueソリューションを創造し、デジタル・サービス・プラットフォームとして提供
などに、積極展開してまいります。
重点戦略(提携戦略、グローバル戦略)
提携戦略では、
- 開発体制の拡充や、事業領域の拡大、技術力の強化につながる資本業務提携やM&Aを通じて、アドソル・グループ全体の成長を図ります。
- 先駆的な技術やサービス、ソリューションを有する企業との、ビジネスモデルの共創・協業を推進します。
グローバル戦略では、
- 100%子会社のアドソル・アジア社を中心に、アジア・アセアン圏での開発体制を拡充し、旺盛なICT投資需要に、応えてまいります。
- 新たな取り組みとして、デジタル・イノベーション・サービスを創造し、グローバル展開を図ります。
重点戦略(デジタル戦略、コーポレート戦略)
デジタル戦略では、
- 国内外の大学・研究機関や他企業との連携・共同研究に加え、100%子会社の米国サンノゼR&Dセンターでの新たなキー・テクノロジーの創造に挑戦してまいります。
- デジタル社会に向け、先進技術・高速開発技術や新たな開発モデルの研究に取り組みます。
コーポレート戦略では、
- 事業戦略を支えるプロフェッショナル人材の育成をはじめ、働きやすさや働きがいを実感できるワークスタイルの改革を目指します。
- 多様な働き方を支える社内環境の整備として、ロケーション・フリーの実現やビジネス・プラットフォームの再構築により、デジタル・イノベーションを加速させてまいります。
利益還元方針
当社は、2010年3月期から2021年3月期まで11期連続の増配を継続してまいりました。
今後も株主の皆様のご期待にお応えできるよう、連続・増配を目指すとともに、配当性向は35%以上を還元方針としております。
SDGs : 持続可能な社会の実現に貢献
以上が、「新・中期経営計画」の概要です。
今後も、高付加価値サービスの創造・提供を通じて、お客様の満足と共に持続可能な社会(サステナブルな社会)の実現に貢献してまいります。
ご参考:中期経営計画・実績
中期経営計画 Vision2021
(2019年3月期~2021年3月期)
《 1年前倒し達成 》
~IoXで未来をつなぐICTエンジニアリング企業~
中期経営計画 Vision2020
(2017年3月期~2019年3月期)
《 1年前倒し達成 》
~IoTで未来を拓く総合エンジニアリング企業~
中期経営計画
(2014年3月期~2016年3月期)
~社会システム事業で飛躍する~