DOCOYA特集4

DOCOYA特集の第四回は「人流データ」のご紹介です!!

今回は、特集第一回でご紹介した7つのポイントのうち、⑥の人流データ標準搭載についてご紹介します。
DOCOYA標準搭載の人流データの特徴はもちろん、人流データでなにが分かるの?そもそも人流データって?という疑問にもお答えします!!

特集第一回をまだご覧になっていない方は、是非ご覧ください!!

それでは、詳しく見ていきましょう!!

そもそも人流データって?

人流データとは、「人がいつ、どこに、どのくらいいたのか」を把握できるデータのことです。

人の数に関する代表的なデータとしては、政府が実施・公開している「国勢調査」があります。国勢調査が、あくまで「そこに住んでいる人」を対象とした調査であるのに対し、人流データは「その時そこにいた人」に着目したデータとなります。

例えば、特定のエリアにどれだけの人が訪れているか、その構成や、傾向を把握することができます。

国勢調査 人流データ
調査主体 総務省統計局 携帯キャリア、アプリ事業者など
データ取得方法 調査票や調査員の聞き取りなど スマホのGPS、携帯電話基地局 etc.
調査対象 日本国内に住むすべての人 サービスの利用者に依存
主な調査内容 人口・世帯構成/属性(年齢性別など)/就業状態・職業/住居の種類 人の移動/滞在人口・通過人数/移動手段/属性(年齢性別など)
調査頻度 5年に1回 非常に高頻度
精度・網羅性 全数調査のため精度・網羅性が高い データの取得方法によって精度が異なる。また、サービスによって利用者層に偏りがある可能性がある

DOCOYAの人流データの特徴は?

ひとくちに「人流データ」といっても、携帯キャリアの基地局データやスマホアプリなど、調査主体によってその特徴は様々です。

DOCOYAでは、ソフトバンク社の「全国うごき統計」を使用しています。
このデータは、全国規模で全世代の数千万人から取得された情報を基に推計されたもので、非常に網羅性が高いデータです。

このデータを活用し、DOCOYAでは平日・休日、時間帯(3区分)、性別、年代別の分析が可能です。現実社会に最も近い網羅性を備えた人流データを利用することで、商圏の特徴をより深く理解し、店舗の立地選びやマーケティング戦略の立案に役立てることができます。

画像①

<画像①>渋谷駅徒歩10分圏内の人流データ(線グラフ)と国勢調査(棒グラフ)
⇒平日・休日ともに、20代女性/夜(18-22時)の人流が最も多いことが分かります。

実際の活用例

それでは、実際の活用例をご紹介します。

あなたは、下記の店舗を経営しているとしましょう。
現在、集客に大きな問題はなく売上は順調ですが、ここ最近は横ばい傾向にあり、今後の施策について悩んでいます。

画像②

<画像②>店舗のもつデータの例(ダミーのサンプルデータです)

では、この商圏の人流データを見てみましょう。

画像③

<画像③>商圏内の人流データ(線グラフ)と国勢調査(棒グラフ)

人流データと顧客の構成を比較したところ、次のような傾向が見られました。

【顧客層の特徴】

人流データの構成より、20~30代が多い傾向にあることが分かります。
その一方で、40~50代の女性の来店が少ないこともあり、この層はまだまだポテンシャルがあることが分かります。

【夜間の人流】

夜(18-22時)の人流も比較的多いことが分かります。
オフィス街では夜遅くまで働く人が多いため、営業時間を延長し、軽食などの夜向けの商品を提供することで、売上の拡大が期待できます。

このように、人流データと自社データを組み合わせることで、データドリブンな戦略立案が可能になります。

今回のまとめ

今回は、DOCOYA標準搭載の「人流データ」について、その概要と活用例についてご紹介いたしました。

人流データが単なる数字ではなく、人の動きを捉えた「リアル」で網羅性の高い、商圏分析に必須のデータということが、ご理解いただけたかと思います。
★ぜひ無料のトライアルで、人流データをご体感ください!!★

次回も、GISについての様々な情報を発信していきます。どうぞお楽しみに!!

注)記事や画像の内容は変更になる可能性があります。
最新の情報はアドソル日進にお問い合わせください。

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